2012-01-01から1年間の記事一覧

世界はどこにあるのか―津村喬のインターナショナリズム 

昨日京都大学で行われたシンポジウム「日本からみた68年5月」でのスピーチを、以下に掲載します。400人を超える超満員! 「68年」をテーマに埋め尽くされた会場は、正直壮観でした。聞けば聞くほど、話せば話すほど、それぞれの「68年」がある――。…

「日本からみた68年5月」

上記シンポジウムに参加します。日時:2月5日(日) 14:00〜17:00 場所:京都大学百周年時計台記念館2F 国際交流ホール第一部:対論「私」の叛乱 長崎浩×西川長夫第二部:シンポジウム「転換点としての68年」 安丸良夫、上野千鶴子、伊藤公雄、中島一…

〈真理〉への勇気 現代作家たちの闘いの轟き(丹生谷貴志)

〈真理〉への勇気 現代作家たちの闘いの轟き作者: 丹生谷貴志出版社/メーカー: 青土社発売日: 2011/09/21メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 47回この商品を含むブログ (12件) を見る映画芸術 2012年 02月号 [雑誌]出版社/メーカー: 編集プロダクション映…

ヒミズ(園子温)

「自分の撮った映画についての、いい批評も悪い批評も、両方受け入れない」、「常に自分の映画をステップアップさせることしか考えていない」(「週刊読書人」2011年11月11日号)と言い切るこの監督の作品に対して、「われわれは、いつまでラスコーリニコフ…

「世界史の構造」を読む(柄谷行人)

「世界史の構造」を読む作者: 柄谷行人出版社/メーカー: インスクリプト発売日: 2011/10/20メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 64回この商品を含むブログ (20件) を見る上記の書評が、「週刊読書人」1月13日号に掲載されています。

無言歌(ワン・ビン)

収容所において栄養失調で次々と淘汰される生。そのたびに、死体は布団ごと丸太のように縛られ、次の朝収容所ごとに回収される。行き先は、荒涼とした砂漠だ。そこでは、土で覆われた膨大な数の「丸太」が、ボコボコと小山のように盛り上がっている。中には…