2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧

名前のない男(ワン・ビン)

タイトルといい、テーマといい、私にとってど真ん中過ぎる作品で、大いに心を揺さぶられた。いよいよ今週末関西公開の『無言歌』への序章にもなっていよう。 今となっては誰も暮らしていない、人影もまったくない、廃墟と化した荒野の洞穴に住みついた男。と…

アジアの純真(片嶋一貴)

その過激な内容から、映画館が公開に二の足を踏んでいるという。だが、いったい、何がそんなに問題なのだろうか。 2002年、小泉訪朝によって北朝鮮拉致被害者五名が帰国。北朝鮮バッシングが巻き起こるなか、チマチョゴリの女子高生がチンピラにからまれ、差…

武井昭夫『創造としての革命 運動族の文化・芸術論』

創造としての革命―運動族の文化・芸術論作者: 武井昭夫出版社/メーカー: スペース伽耶発売日: 2011/10/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 25回この商品を含むブログを見る 上記の書評が、「思想運動」No882 2011-12-1号に掲載されています。 現在、創造…