2022-04-25から1日間の記事一覧

戦争をふせぐ歴史観――「党」のクビまで引っこ抜かないこと その3

いずれにせよ、この共産党と純文学の純粋性(を見る視点)は、プロレタリア文学運動の挫折後に、徐々に変質していくほかはない。平野謙が、純文学変質説や、疎外された「負傷者」たちの「人民戦線」史観を模索していくゆえんである。もはや、このとき平野に…