2020-05-20から1日間の記事一覧

制度、リアリズム、転向 その2――柄谷行人「近代文学の終り」について

資本主義の商品aとbとの「等価交換」の原理が、aやbの中に「労働力商品」をも捕獲し、その結果「社会」全体を包摂するに至った時、「リアリズム」が価値尺度となる。 近代資本制の要諦をなす等価交換システムが、商品化された労働力を疑似的中心とする商品世…