2020-03-22から1日間の記事一覧

恐怖政治と文学――中村光夫、三島由紀夫、転向 その3

革命は作家の真実である。書くという事実そのものによって、自分は革命であり自由だけが自分をして書かせているのだと考えるに至らない作家はすべて、実際には何も書いていないのだ。(ブランショ「文学と死への権利」一九四九年、篠沢秀夫訳) ブランショは…