2017-07-15から1日間の記事一覧

アナキスト民俗学 尊王の官僚・柳田国男(すが秀実、木藤亮太)その2

おそらく、本書において、最も疑問や批判を呼ぶのは、戦前から戦後の転換期に、フロイト「トーテムとタブー」のごとき「王殺し」を見ようとするくだり(第三章)だろう。もちろん、この「王殺し」は、天皇主権から国民主権への移行に「革命」を見るという、…