2013-07-28から1日間の記事一覧

戦争と一人の女(井上淳一)

素朴な疑問についてのみ述べる。 本作は、戦争を背景とするエロと悪(暴力)がテーマだが、果たして原作の坂口安吾に、エロと悪はあるのだろうか。むしろ、安吾は、エロと悪を描けなかった作家ではないか。彼は、ほとんどピューリタンのように純粋で潔癖な男…